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神奈川県秦野市は、地域住民に開放している小・中学校体育館などの施設利用において、電子錠を活用した完全ICT化を県内で初めて導入しました。2024年11月から6校で試行運用を行い、2025年7月には残り16校にも設置され、市内全域での本格運用がスタートしています。この取り組みは、利用者の利便性向上と教職員の負担軽減を同時に実現する画期的な事例として注目されています。
従来の課題 ― 鍵の受け渡しの手間
これまで学校体育館を利用する地域団体は、利用前に学校から物理的な鍵を借り、使用後は平日に返却する必要がありました。特に休日利用の際には前後の平日対応が必須で、利用者にとって大きな手間となっていました。また、教職員にとっても業務時間外や休日対応が発生し、負担増につながっていました。
電子錠導入による利便性の向上
今回導入された南京錠型の電子錠は、利用者が専用アプリをスマートフォンにインストールすることで、予約時間内に限り解錠・施錠が可能になります。これにより、鍵の受け渡しが不要となり、休日や夜間でもスムーズに施設を利用できるようになりました。
さらに、秦野市が導入している「e-kanagawa施設予約システム」と連動しているため、予約情報に基づいて電子錠の操作権限が自動で付与されます。これにより、予約者以外の不正利用を防止し、安心して利用できる環境が整えられています。
緊急時の24時間対応
これまでは、緊急時に学校関係者へ直接連絡を取る必要がありましたが、電子錠導入後は警備会社が24時間体制で対応。これにより、夜間や休日に「連絡がつかない」という事態を防ぎ、迅速な対応が可能となっています。安全性の強化と管理体制の効率化が同時に実現しました。
電子錠と防犯カメラの連携でさらに安心
電子錠の導入で利便性は向上しましたが、セキュリティ対策としては防犯カメラとの組み合わせが効果的です。例えば、利用者がスマホアプリで解錠したタイミングとカメラ映像を連動させることで、誰がいつ入退室したかを正確に記録できます。これにより、不正利用や施設内でのトラブル発生時に迅速な検証が可能になります。
さらに、防犯カメラには犯罪抑止効果があるため、器物損壊や盗難といったトラブルを未然に防ぐことができます。学校体育館のように幅広い年代の市民が利用する施設においては、「安心して利用できる環境」が何よりも重要です。電子錠と防犯カメラを併用することで、利便性と安全性を両立できるのです。
教職員の負担軽減と地域コミュニティへの貢献
導入校の教職員からは「業務負担が減って助かる」という声が上がっており、教育現場における負担軽減にもつながっています。また、地域住民がより気軽に体育館を利用できることで、スポーツ活動や地域交流の活性化が期待されています。
秦野市スポーツ推進課は「全国的にも事例が少なく、公共施設管理運営の面から見ても先進的な取り組み」と評価。今後、他の自治体や公共施設でも電子錠と防犯カメラを組み合わせた導入が進む可能性があります。
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株式会社スカイテクノスでは、創業20周年・累計施工実績20,000件以上の信頼と経験をもとに、電子錠・防犯カメラの導入から保守まで一貫対応しております。自治体・学校・企業の施設管理に最適なセキュリティソリューションをご提案いたします。
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