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2025年5月8日、東京都立川市の市立第三小学校で発生した衝撃的な事件。無施錠の正門から侵入した男2人により、教職員5人が殴られるなどの被害が出ました。警察は容疑を傷害・建造物侵入・公務執行妨害に切り替えて送検。学校の安全対策が全国的に問われる事態となりました。
正門が無施錠だった学校の死角
報道によると、事件が起きた小学校では、正門が施錠されるのは夜間のみ。児童が在校している日中は誰でも出入りできる状態でした。侵入者は、児童の母親と一緒にタクシーで到着し、正門の通用口から容易に校内へ。教室へと入り込み、混乱を引き起こしました。
このように、「校門が開いている=誰でも入れる」状況は、学校にとって重大なリスクです。児童や教職員を守るには、出入口を厳格に管理する必要があります。
電子錠の導入と拡大検討
事件を受け、立川市教育委員会は「電子錠などの導入を含め、防犯対策の強化を急ぐ」と発表。すでに市内一部の学校では、来訪者を確認してから門の鍵を開ける電子錠システムを導入しています。市は今後、その拡大を検討するとしています。
電子錠を活用すれば、不審者の自由な出入りを制限できるほか、教職員が鍵の管理に追われる負担も軽減されます。また、予約や来訪予定者に合わせて権限を付与できるシステムを組み合わせることで、セキュリティと利便性を両立できます。
防犯カメラと電子錠の併用で多層防御を
ただし、門の施錠だけではすべての「悪意」を防げるわけではありません。フェンス越えや内部協力による侵入など、別のリスクは常に残ります。そのため、重要なのは多層防御です。
• 物理的対策:電子錠・門扉施錠
• 監視対策:防犯カメラで校門や通用口を24時間監視
• 人的対策:来訪者の事前申請と名札管理
• 訓練強化:不審者対応訓練・非常通報装置の活用
特に電子錠と防犯カメラを連携させることで、「誰が」「いつ」「どの門から」入退室したかを記録可能。不審者の侵入を抑止すると同時に、事件発生時の証拠確保や迅速な対応につながります。
教職員の対応力もカギ
今回の事件では、教職員が協力して侵入者を会議室に誘導し、警察に引き渡すという冷静な対応が被害の拡大を防ぎました。これは日頃の訓練や危機意識の成果といえます。電子錠や防犯カメラといった設備だけでなく、現場の対応力を高めることが最終的な防衛線となります。
学校防犯の未来
「悪意」は完全に防ぎきることはできません。しかし、電子錠の導入や防犯カメラとの併用により、侵入のハードルを高め、事件の発生確率を大幅に下げることは可能です。さらに、教職員の負担軽減や児童・保護者の安心感の向上にもつながります。立川市の取り組みは、全国の自治体や学校にとって大きな参考となるでしょう。
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株式会社スカイテクノスでは、創業20周年・累計施工実績20,000件以上の信頼をもとに、電子錠と防犯カメラの導入から保守まで一貫対応しております。学校や自治体施設、企業の安全管理に最適なセキュリティソリューションをご提案いたします。
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