NEWSお知らせ


2025年8月、香川県高松市にある老舗料理店「天勝本店」にて、外壁診断の事前調査を実施しました。
この調査は、建築基準法第12条に基づく定期報告(通称:12条点検) の一環であり、建物の外壁安全性を確認する重要な工程です。
建物の外壁は、年月が経つとともに必ず劣化が進行します。特にタイルやモルタル仕上げの建物では、浮きや剥離が発生しやすく、最悪の場合には落下事故を引き起こすリスクがあります。人が多く利用する飲食店舗や商業施設では、こうしたリスクが顧客や従業員の安全に直結するため、外壁調査は欠かせません。
今回は、天勝本店様での事前調査を通じて、赤外線調査と打診検査を組み合わせた効率的かつ高精度な外壁診断の重要性を改めて実感する機会となりました。
建築基準法第12条に定められた定期報告制度は、建築物の安全性を確保するための重要な法的枠組みです。
対象となる建築物の所有者や管理者は、毎年または数年ごとに専門業者による点検・検査を受け、その結果を所轄行政庁へ報告する義務を負っています。
今回天勝本店様で行った外壁診断は、このうちの特定建築物定期調査に含まれます。
こうした劣化は、外見上は問題がなくても内部で進行している場合があります。そのため、赤外線調査や打診検査といった非破壊検査技術が有効なのです。
飲食店舗は顧客の安全と快適性が何よりも重視されます。万一、店舗の外壁が落下するような事故が発生すれば、店舗の信用失墜や営業停止に直結します。したがって、定期的な外壁診断の実施は経営リスク管理の一環とも言えます。
天勝本店様は一定規模以上の建築物であり、建築基準法第12条に基づき外壁全面の調査が義務付けられている対象建物です。今回の事前調査は、本調査に先立って調査計画を最適化するために実施されました。
従来の全面打診調査では、外壁すべてをハンマーで叩いて確認する必要があり、時間とコストが膨大でした。
一方、赤外線カメラを活用した外壁調査は、温度差を利用して浮きや剥離を検知できるため、効率性・安全性・精度の面で優れています。
外壁診断を正確に行うためには、適切な撮影距離と角度の設定が不可欠です。
今回の事前調査では、以下の準備を行いました。
この準備を徹底することで、実際の外壁調査をスムーズかつ正確に進める体制を整えました。
天勝本店の外壁の一部を赤外線カメラで撮影し、タイルやモルタルの浮き・剥離の兆候を確認しました。赤外線画像では、健全部と劣化部の温度差が可視化されるため、人間の目では判別しにくい異常を発見可能です。
低層階については、テストハンマーを用いた打診検査を実施しました。実際の音の響き方で浮きの有無を確認し、赤外線診断と組み合わせることでより高精度な診断を行うことができました。
事前に撮影計画を立てることで、当日の赤外線外壁調査が効率的に進み、調査時間の短縮につながります。
調査内容を事前にご説明したことで、天勝本店様には調査に対する安心感を持ってご協力いただけました。
外壁の劣化を早期に発見することで、補修計画に活用でき、外壁落下事故の防止や建物の資産価値維持につながります。
株式会社スカイテクノスは、香川県高松市を拠点に、四国全域および中国地方で外壁調査・消防設備点検・防犯設備導入などを幅広く手掛けています。
「安心はコストではなく資産」という理念のもと、建物の安全と資産価値の両立をサポートしています。
今回の天勝本店での外壁診断事前調査は、建築基準法12条点検に基づく外壁調査の重要性を改めて確認できた取り組みでした。
スカイテクノスはこれからも地域密着の技術力で、香川県高松市を中心に四国全域・中国地方まで安心と安全を提供してまいります。
👉 防犯設備業の詳細ページはこちら
👉 消防設備事業の詳細ページはこちら
👉 採用情報の詳細ページはこちら
お見積り・調査について
お気軽にお問い合わせください
24時間いつでもOK
メールでお問い合わせ[受付時間] 9:00~18:00