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投稿日:2025/09/14
2022年、愛知県江南市の市立小学校で、当時の校長の指示に基づき、男性教頭が火災報知器そっくりの隠しカメラを校内に設置していたことが、2025年に入ってから市教育委員会の調査で明らかになりました。
設置の理由は「児童の靴に対するいたずらが頻発していたため防犯目的で導入した」とされています。しかし、児童や保護者には一切事前説明がなく、廊下や靴箱が映る位置に隠して録画を続けていたことから、「盗撮ではないか」と強い批判の声が上がっています。
市教委の確認によれば、このカメラは2022年6月に設置され、同年10月まで稼働。その間、複数の児童の行動が音声付きで録画されていました。
映像を情報開示請求によって入手した保護者は、「子どもが知らない間に撮影されていたと知って、気持ち悪い」と憤りを隠せません。
また、実際に撮影されていた元児童からは「すごく気持ち悪い」との声も上がり、学校や教育委員会への信頼は大きく揺らいでいます。
こうした批判がSNSや地域住民の間で広がっています。
市教育委員会は「いたずらへの迅速対応を目的とした」と学校の説明を受けていますが、以下の問題点を認めています。
市教委は「適切ではなかった」と明確に表明していますが、一方で「校長の指示に基づいたため盗撮ではない」との見解を示しています。
この矛盾した説明が、さらに不信感を招いています。
防犯カメラの映像は個人情報に該当します。利用目的を明示せずに不特定多数を撮影・保存することは、**個人情報保護法第16条「利用目的の特定」**に違反する可能性があります。
盗撮行為は軽犯罪法や迷惑防止条例で規制されています。今回は「校長の指示による職務行為」とされていますが、児童や保護者の同意がない時点で「違法性の疑い」が拭えないというのが識者の見解です。
教育現場においては児童の健全な学習環境を確保する義務があり、「監視下での教育」はその趣旨に反します。
名古屋大学・中嶋哲彦名誉教授(教育行政学・教育法学)は次のように指摘します。
つまり、防犯の名の下に行った行為が、逆に学校と地域の信頼を損ねた形となっています。
この江南市の件だけでなく、近年、教育現場での不適切なカメラ利用が相次いでいます。
こうした事例が積み重なることで、教育現場への信頼はますます低下し、保護者の不安が増しています。
防犯カメラは正しく運用すれば、学校の安心・安全を守る強力なツールになります。しかし、そのためには以下が不可欠です。
四国や岡山県でも学校の防犯対策は重要な課題です。
地域の保護者からは「安心できるが、必ず目的や管理体制を明示してほしい」という声が共通して聞かれます。
「うちの学校にもカメラは必要だと思うが、隠して設置されるのは不安。透明性を持った形で導入してほしい」(香川県丸亀市・30代保護者)
「農作物盗難対策でカメラを導入したが、地域説明会を開いたことで皆が納得し、安心して活用できている」(徳島県阿波市・60代男性)
「会社に設置した際も事前に社員に説明を行った。結果として安心感が高まり、信頼が深まった」(岡山県岡山市・40代経営者)
防犯は「恐怖から守る」ためのものではなく、「愛から守る」ものです。
大切な子どもたち、仲間、地域を守るための安心づくり。
「安心はラブです」――この理念がなければ、防犯カメラはただの監視装置となり、人々を不安にさせてしまいます。
株式会社スカイテクノスは、創業20年・防犯カメラ施工実績6,000件以上。
教育現場・工場・商店・自治体など、幅広い現場で**「安心を資産に変える設置」**を行ってきました。
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Q1:学校に防犯カメラを設置する場合、保護者の同意は必要?
A:はい。個人情報保護の観点から、必ず事前説明と同意が必要です。
Q2:設置場所はどこまで認められる?
A:廊下や出入口など公共性の高い場所は可。ただし更衣室・トイレ・個別指導室などは不可です。
Q3:保存期間は?
A:2週間〜1か月が一般的。明確なルールを策定することが求められます。
愛知県江南市の小学校での「隠しカメラ」問題は、教育現場における防犯と監視の境界線を問いかけています。
香川県・徳島県・愛媛県・岡山県の学校や地域社会においても、今回の事例は大きな教訓となります。
安心は資産であり、愛そのもの。
防犯を“愛からの守り”として実現するために、スカイテクノスはこれからも地域に寄り添います。
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