NEWSお知らせ
投稿日:2026年1月14日
2026年1月13日から、高松市消防局は市内のサウナ施設を対象にした「サウナ特別査察」を開始しました。 対象は、公衆浴場やホテルなどに設置されたサウナ施設およそ60か所。 避難経路の確保、非常用ボタンの作動状況、防火管理体制などを、消防職員が重点的に確認しています。
この動きの直接的なきっかけとなったのが、2026年1月に東京都港区赤坂で発生した個室サウナ店火災です。 報道によれば、この火災ではサウナ室内に閉じ込められる形となり、利用者が亡くなるという極めて痛ましい結果となりました。
サウナは「癒し」「健康」「リラクゼーション」のイメージが強い一方で、 構造・設備・運用を誤ると閉鎖空間×高温×火気という極めてリスクの高い環境になります。 今回の高松市消防局の対応は、単なる一過性の注意喚起ではなく、 全国的な流れにつながる可能性のある行政対応として、事業者・施設管理者が正面から受け止めるべき内容です。
今回の査察では、消防職員が実際にドアを開閉し、非常用ボタンを押して確認するなど、 形式的ではない実地確認が行われている点が特徴です。
近年、都市部を中心に増えている「個室サウナ」は、 ・完全個室 ・予約制 ・セルフロウリュ といった特徴を持ち、プライバシー性の高さから人気を集めています。
しかしその一方で、個室サウナは以下のような構造的リスクを抱えています。
報道では、赤坂の火災現場において、 ドアノブの不具合や非常用ボタンが正常に作動しなかった可能性が指摘されています。
この事案が示したのは、 「設備が設置されているかどうか」ではなく、 “非常時に確実に使える状態かどうか”が生死を分けるという現実です。
今回の高松市消防局の対応は、 ・他都市で起きた重大事故を自地域の問題として捉える ・類似施設を先回りで点検・是正する という、非常に実務的かつ危機管理意識の高い判断といえます。
サウナ火災は、 ・発生頻度は高くない ・しかし一度起きると人的被害が重大化しやすい という特性があります。
そのため、行政は「事故が起きてから指導する」のではなく、 事故が起きる前に潰す方向へと舵を切っています。 今回の特別査察は、その象徴的な動きです。
公衆浴場法や旅館業法の許可を受けているからといって、 消防面の安全が自動的に担保されるわけではありません。
消防法に基づく設備・管理・運用は、日常的な維持管理が前提です。 一度クリアしたから終わり、ではありません。
消防設備業者は点検・工事を行いますが、 防火管理の主体はあくまで事業者です。
非常用ボタンが押せない、ドアが固い、表示が分かりにくい―― こうした問題は、日常の巡回やスタッフ教育で防げるケースが多くあります。
サウナ室のドアは、 ・高温で膨張していないか ・鍵やラッチが固着していないか ・非常時に直感的に開けられる構造か が重要です。
非常用ボタンは、 ・実際に押して作動するか ・どこにつながるのかが明確か ・利用者が認識できる位置・表示か まで含めて確認されます。
サウナは薄暗く、高温で視界も悪くなりがちです。 その中で、非常時の表示が見えない、分からない状態は致命的です。
一定規模以上の施設では、防火管理者の選任が義務付けられています。 防火管理者は単なる「名前を出す人」ではなく、 防火体制を機能させる責任者です。
自動火災報知設備、非常警報設備、消火設備などは、 定期的な点検と報告が必要です。
重要なのは、 点検結果に基づく是正が行われているかという点です。
今回の高松市消防局の特別査察は、 単に60施設を点検するためのものではありません。
それは、 「サウナ業界全体が、安全性を問い直されている」 というメッセージでもあります。
株式会社スカイテクノスは、香川県全域で消防設備点検・改修・運用支援を行っています。 創業20年、累計20,000件以上の施工実績のうち、消防関連は4,000件以上。
サウナ施設・公衆浴場・ホテルなど、 「人命リスクが高い施設」だからこそ、 実際に使える消防・防火体制を重視しています。
高松市消防局によるサウナ特別査察は、 事業者にとって「指摘されないための対応」ではありません。
利用者の命を守るために、今何ができるかを問う取り組みです。 何も起きていない今こそが、最も現実的に安全性を高められるタイミングです。
サウナ施設・公衆浴場・ホテルの消防設備点検、防火管理体制の見直しをご検討の事業者様は、 株式会社スカイテクノスまでお気軽にご相談ください。
法令対応だけでなく、「実際に機能する安全対策」をご提案します。
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