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■施工日:2025年9月21日
■投稿日:2025年10月1日
愛媛県新居浜市にある食品工場にて、製造エリアの高所に設置された送風ファン(排気設備)の分解洗浄を実施しました。点検時にカビ汚染が確認され、食品衛生法および建築物衛生法に基づく「空気環境の管理」義務に従って対応を行いました。
排気設備は食品工場の衛生管理に直結する重要設備です。汚染を放置すると、空気中にカビ胞子が飛散し、製造ラインに落下・混入するリスクが高まります。これにより製品の品質低下やリコール、さらには営業停止処分に発展する可能性もあるため、適切な管理が不可欠です。
食品衛生法第50条では、事業者は製造施設の衛生を保持する義務を負います。さらに建築物衛生法(通称:ビル管法)第4条・第5条では、空気調和設備・換気設備の清浄保持が義務化されています。食品工場は「特定建築物」に該当するケースが多く、建築基準法第12条定期報告制度とも連動します。
また、厚生労働省の「食品製造における衛生管理指針」やHACCP制度化(2021年完全義務化)でも、空調・排気設備の定期清掃・点検は必須とされており、国際規格ISO22000やFSSC22000との整合性も求められます。
今回の施工では、製造スケジュール上の制約により「深夜帯の5時間以内での作業」が必須条件でした。事前にご担当者様と打ち合わせを行い、リスクアセスメントを実施。KY(危険予知)活動を行った上で、以下の手順で作業を進めました。
結果として、カビの完全除去に成功し、送風効率・空気流通も大幅に改善しました。
もし排気設備の清掃を怠れば、以下のリスクが考えられます。
このため、食品工場において排気設備のメンテナンスは「コスト」ではなく「事業継続のための資産投資」と位置づける必要があります。
ATP(アデノシン三リン酸)検査は、微生物や有機物汚染を数値化する手法です。洗浄後に表面を拭き取り測定することで「清浄度の可視化」が可能になります。HACCP制度下での科学的根拠として非常に有効であり、弊社でも施工後の確認に標準採用しています。
株式会社スカイテクノスは、創業20年で累計施工実績20,000件以上、そのうち食品・製薬工場の衛生環境改善は7,000件以上にのぼります。
保有資格・免許:
これらの資格に裏付けされた専門性により、食品衛生・建築衛生・消防安全までワンストップで対応可能です。
「深夜の短時間作業でここまで徹底していただけるとは驚きました。分解洗浄後は製造エリアの空気が明らかに変わり、従業員からも『快適になった』との声が上がっています。HACCP監査も安心して迎えられそうです。」
Q. 排気設備の洗浄は義務ですか?
A. はい。食品衛生法および建築物衛生法で衛生維持管理が義務化されています。
Q. 清掃頻度はどのくらいですか?
A. 年1回以上が推奨。粉体や高湿環境では半年に1度が望ましいです。
Q. HACCPとの関係は?
A. 空調・排気設備の管理はHACCPの必須管理項目であり、監査時にも確認されます。
愛媛県新居浜市の食品工場で実施した今回の排気設備メンテナンスは、法令遵守とHACCP対応を強化する重要な事例です。
スカイテクノスは香川県・徳島県・愛媛県・高知県・岡山県の工場衛生管理に対応し、科学的根拠と資格に基づいた高品質のサービスを提供しています。
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